
前回のブログで
『Hilma af Klint:The Beyond』に行った話を書きましたが、
その熱が冷めないうちに、
ドキュメンタリー映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』を
観てきました
もっと彼女の世界観が深掘りできるかなと思ったけど、
どちらかというと美術史からの視点でした。
だからなのか、彼女が”女性”であることに
フォーカスが当たっている気がして、
それはちょっと違和感。
その背景には、美術史が男性中心で語られていきている点と、
”スピリチュアルアート”としての側面があるからだろうな……と。
あと、フェミニズムの視点で取り上げられるのも
居心地の悪さを感じます。
個人的には、性別やジェンダーの視点から語ると
余計にややこしくなる気がしていて、
可能なかぎりフラットな状態で受け取れるといいな~と。
私が好きだと思った
『エロス・シリーズ、WU/薔薇シリーズ グループⅡ』も、
タイトルだけみると性的なニュアンスに受け取れるかもだけど、
創造力、結びつき、生命みたいな、
たおやかさと強さを感じるところにぐっときます。
そして、変容の真っただ中ならではのエネルギーというか、
彼女の世界観が完成しきる前の、
過渡期の作品だとも思ったので、
その感じも好きです。
そもそも作品は、自分の感性で楽しむもの。
だから、ほとんど前情報を入れず行くのですが、
そういった意味では、
展示もドキュメンタリー映画もしっかり堪能できました。
(^_-)-☆
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