私たち姉妹が気になることを発信する「KIRA CLOSET journal」。
今回は、タイトルに惹かれた「おわりのないえほん」について姉が書きます。
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絵本のタイトルは【おわりのないえほん】
そのタイトルだけで、なんだかとてもロマンチック。
自動車でおなじみのHondaが制作した絵本なんです。
なんだかとても意外。
Hondaが行った調査によると
54.4%の親が【子どもの発想力が現状伸びていない】と感じているそうです。
その問題を解決するために何ができるのか…
子どもの発想力を育む効果が期待できる絵本に着目したことが
「おわりのないえほん」が誕生したきっかけに。
そして、この絵本のストーリーは、
Hondaが小学生を対象にして毎年開催している
「子どもアイディアコンテスト」2018年度の最優秀賞に選ばれた作品をベースに、
その受賞者である小学生と一緒に考えられて作られています。
最大の特徴は、おわりのない=完結していないこと。
最後のページは書き込める形になっていて
この絵本を読んだ子どもたちが
それぞれ自由にクライマックスを描くことができるんです。
10人いたら10通りのラストが誕生するという…なんとも夢がある絵本です♪
なぜ絵本は発想力を育むのか!?
そもそもなぜ絵本は発想力を育むのに効果的なのか。
先日行われた「おわりのないえほん」のワークショップで
このような話を伺いました。
一般社団法人教育デザインラボ代表理事の石田勝紀氏曰く、
3つの効果が期待できるとのこと。
1.空想できる
絵と文章がある絵本は、
絵を見ながらゆっくり読むことが出来る本です。
ゆっくりストーリーを追っていくことで空想する時間が生まれ
アイディアを作る発想力につながるそうです。
2.発想力の幅が広がる
絵本の中には一般常識とはかけ離れたストーリーが多く存在します。
そんな物語に触れることで、
常識に縛られない広がりのある発想力を持てるようになるようです。
3.枠にとらわれないアイディアが生まれる
アイディアはさまざまな組み合わせで生まれるそうで、
絵本を見ることが枠組みのない
自由な組み合わせを見つけることに役立つとのことでした。
ワークショップに参加していた子どもたちも
思い思いに描いていておもしろかったです。
甥っ子(4歳)は何を描くのかな~と想像してワクワクしたり、
出産お祝いにあげたくなるな~と思いが広がることも
この絵本の魅力だと感じました。
子どもたちと一緒に大人が楽しむのもありですよね。
常識や自分の考えで凝り固まった発想力をほぐしてくれそうです。
【おわりのないえほん】
ひまわりのおうち アイディア:南友乃さん(小学1年生)※2019年3月現在
でんきをためるライチョウ アイディア:柏木晴太さん(小学4年生)※2019年3月現在
Honda ウエルカムプラザ青山/飯倉学童クラブ/青山児童館/高輪児童館/豊岡児童館/白金台児童館/台場児童館/児童青少年センター「フレンズ本町」/渋谷区こども・親子支援センター「かぞくのアトリエ」/ブックハウスカフェ神保町
無料配布場所
※数には限りがあります