私たち姉妹が気になることを発信する「KIRA CLOSET journal」。
今回は、フランスのフェムケアアイテムについて
姉からお届けします。
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妹が買い付けのためにフランスへ行くたびに、
現地のフェムケアアイテムを買ってきてもらいます。
今回もいろいろと買ってきてもらったのですが、
改めてサステナビリティが根付いているのを感じました。
ちなみにフェムケアとは、
女性の健康課題に対してテクノロジーを用いず解決へと導く、製品やサービスのこと。
生理用品やデリケートゾーンケアアイテム、
私も妹も愛用している吸水ショーツもそうです。
>>>【レビューvol.5】吸水ショーツを試してみた〈HUG you編〉
テクノロジーを用いているものはフェムテックと呼ばれますが、
生理管理アプリやピルのオンラインサービスなどが代表格。
私は、編集者・ライターとしてウィメンズヘルス領域の取材を重ねていて
その経験を活かしてフェムケアコンシェルジュとしても活動しています。
そのため、国内外問わずさまざまなフェムケアアイテムを使用しているのですが、
その中でもフランスはサステナビリティが根付いているアイテムばかりです。
例えば、おりものシート。
お土産スポットとしても人気のスーパー『Monoprix(モノプリ)』オリジナルは、
個包装はなしで、ダイレクトにパッケージングされていました。
そもそもフランスは、オーガニック先進国。
生理用品に天然素材を採用するのは当たり前で、
パッケージには、エコ、オーガニック、ビオの文字がデザインされているものばかり。
フィルムにも天然素材が使われているし、
ペーパーパッケージを採用しているブランドが多いのも印象的。
中には、厳格な認証である『EU Ecolabel』を取得しているブランドもあって、
物作りのベースにはサステナビリティが根付いていることをわかります。
私がもっとも好きな吸水ショーツは、
チェーン展開されているオーガニックスーパー『NATURALIA(ナチュラリア)』のもの。
パッケージはミニマルだし、
96%がビオコットンだから履き心地、使い心地ともに抜群!
しかも、吸水面の表面がコットンなのは珍しいです。
その分、吸水面が分厚いからなかなか乾かないけど、
心身ともに心地よく使えるから、個人的No.1!
ラインナップでいったら日本のほうが充実しているけど、
どちらかという機能性重視で作られているから
吸水面にコットンが採用されているタイプはほぼなし。
金額的にも、日本の吸水ショーツより
1000~2000円くらいはリーズナブルに購入できます。
『Monoprix』や『NATURALIA』のように
スーパーオリジナルでフェムケアアイテムが展開できているということは、
顔や身体のスキンケアと同じように
デリケートゾーンのケアが根付いているのだと思います。
デリケートゾーンにも使えるふき取りシートでさえオリジナルがあるくらいだから、
「生活習慣になっていないはずがない!」という感じ。
その国の歴史や文化によってフェムケアの発展の仕方が異なるから
とてもおもしろいです!
『k company』のコラムでは、
また違った角度からフランスのフェムケア事情を書いているので、
ぜひ、そちらもチェックしてください。
>>>コラム:vol.7 各国のフェムケア事情が知りたくて フランス編
KIRA CLOSET journal
木川誠子