私たち姉妹が気になることをまとめる「KIRA CLOSET journal」。
私たちの人柄が見えるようなとも書きたいと思い、
今回は、姉である私の仕事の原動力ともいえる
ミーハー心について書きます。
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私は編集者、ライターという仕事をしていて
この仕事をしている人は多かれ少なかれミーハー心を持ち合わせている。
もちろん私も立派なミーハー!
ただ、ミーハー心の矛先は人によってさまざま。
エンターテイメントの世界、
ファッション、美容がわかりやすいところだけど、
私の場合はスーパーモデル。
1980~90年代に巻き起こったスーパーモデルブーム。
当時は生まれたばかりだし、
90年代は小学生になった頃。
何がきっかけでその現象を知ったのかは覚えていないけど、
✔圧倒的な存在感
✔同じ人間とは思えないスタイルの良さ
✔桁違いの収入
などなど…どこを切り取っても、ただただすごいとしか言えない現象だったから
異次元すぎて引き込まれたんだろうな~と。
そして、そのミーハー心が一気に加速したのは、
その後の第二次スーパーモデルブームの中心人物である
ケイト・モスの出現によって。
とは言え、その頃は何もしていなかったけど、
高校生になってバイトを始めてから
洋雑誌を買い出したことでミーハー心は大爆発。
地元の岡山県には、洋雑誌を取り扱っている本屋は限られていて、
しかもラインアップも微妙。
VOGUE、ELLEくらいしかなくて。あとは、ゴシップ誌。
I-Dとか、THE FACEとか、
ケイト・モスが表紙を飾って話題になったサブカル系の洋雑誌はまったくなかった。
上京して東京の本屋に行った時、
いろんな洋雑誌が並んでいて感動した!!!
東京での暮らしも長くなり、
洋雑誌を買える場所も増えてきて
ケイト・モスが表紙を飾っている雑誌しか買っていなかったのに、
今となっては好きなモデルが表紙なら買うようになり、
昔の雑誌は古本屋やオークションでゲットし、
さらには、価格設定が安いタワーレコードのチェックしてから
そこになかったらラインアップが豊富なTSUTAYAに行くという流れが定番化。
と、私のミーハー心はまぁまぁ強め。
それは身の回りのモノにも現れていて、
まず、携帯のホーム画面はケイト・モス。
インスタには買いたい洋雑誌のカバーをクリップしているという…。
本棚には各国のVOGUEやそれ以外の雑誌が並んでいて、
増える一方だから収納法に悩んでいる。
以前は、好きなページだけを切り抜いて
コラージュやファイリングをしていたんだけど、
最近はそのまま残しているから収拾がつかなくなりそうな予感。
それくらい雑誌が好きになったのは、
間違いなくスーパーモデルブームがきっかけ。
洋雑誌を購入することのほうが多くても、
日本の雑誌。特に女性誌はすべて目を通していたし、
(今は立ち読みできなくなってるから気になるのだけ買う)
当時は編集者、ライターという仕事があることも知らなかったのに
今、こうやって仕事をしているのは
好きという気持ちが引き寄せたんじゃないかと、この仕事に縁を感じているくらい。
ただ、こんなに大変な仕事だとは思わなかった…!
それでも疲れたな~と思ったら本屋に行って
好きなモデルが表紙を飾っている洋雑誌が出てないかチェックしたり、
おもしろそうなエッセイはないかな~と探したりする。
それがリフレッシュ法でもあるし、
ネタやアイデア探しになっているから同時に仕事をしている感じでもあるから、
遊びながら働いていて、働きながら遊んでいる感覚。
その感覚こそが仕事を楽しいと思えるベースになっているのかなと。
ミーハー心が仕事を支えるんですね。
セブンルールに出ることがあったら
これをひとつのルールにしてもらおう。笑
最後に私のバイブルを。
時代を彩ってきたスーパーモデルのプロフィールや
偉業、伝説などがまとめられている1冊。
「誰?」と思う人ばかりかもしれないけど、
私にとっては鼻血がでるくらいすごい人たちが収録されている。
何度読んでも飽きない。個人的名著。
KIRA CLOSET journal
木川誠子