私たち姉妹が気になることをまとめる「KIRA CLOSET journal」。
2020年1本目は、（久々に）姉が書きます。テーマは仕事。
私たちは会社として登記はしておらず、個人事業主として働いています。
「なんで会社にしないの？」と聞かれることは多々あります。
独立直後は会社にしたほうがいいと思っていたのですが、
妹と話し合い、「今じゃないね」と。
独立して11年目に突入しましたが、
会社にするタイミングは共通認識で持っているものの
まだそのタイミングが訪れていないため、個人事業主のままです。
そして、仕事のスタイルも変わらず、
お互いをサポートしながら行っています。
私と妹の仕事は職種は異なれど
伝えていく、届けていくという点は共通していると思っています。
私の仕事で考えてみると、
1冊の本やカタログ、1本の記事をディレクション（編集）して書くことが主。
メディアは【発信している】印象が強いかもですが、
伝えていくというほうがイメージに近いと感じています。
形として存在していないことを言葉や写真などで具現化する役割かなと。
伝えていくためのツールが
雑誌、WEBサイト、カタログ、SNSなどなど……。
妹は「KIRA CLOSET vintage」の
運営をひとりで担っています。
お店（完全予約制）という空間、アイテム
お直しやワークショップを通して、
さまざまなことを伝えていて、
その工程には、ディレクション作業が存在します。
そして、2020年から新たなに始めたことがブランディング。
印象をよくしていく、認知を広める、
共感を生む、価値を高めていく……
これらすべてがブランディングの一環。
簡潔にいうとブランドを育てること。
その過程にある作業項目は、
私たちがこれまでにやってきたことにとても近いです。
今までの主戦場が
雑誌やWEBサイトなどのメディア、自分たちのお店だったとしたら、
それがブランドや人になったという感じ。
ブランディングというと大げさな気がするのですが、
仕事内容としては、ブランディングサポート、PRサポートという表現が近いと思います。
2020年からブランディングサポート役として取り組んでいるのが、
【HEMPS／ヘンプス】と【elixinol／エリクシノール】です。
【ヘンプス】は、植物のヘンプから作られたプロダクトを展開しているブランド。
そして、【エリクシノール】は、そのヘンプから抽出された、
有効成分であるCBD（カンナビジオール）オイルの専門ブランドです。
ブランド・商品を認知してもらうために
どんな施策をやるべきか、やりたいか、
どんな企画が有効的なのか……と、すべてのプロセスに参加しています。
もちろん、商品カタログやポスターなどの制作物から
WEBやSNSに至るすべてのツールのライティングサポートも。
サポートではなく、がっつり書くこともあります。
商品が誕生した瞬間から以降、すべての過程が見られるのが
ブランディングサポートの醍醐味です。
メディアの仕事では味わえないこと。
まだ始めたばかりではありますが、かなり楽しい♪
もちろん大変さはあるけど、
今までの経験値も活かせて、なおかつ、知らなかったことを知れて
気づきがいっぱいあります。
私は、ブランドや会社との取り組みが多いですが、
妹は個人のブランディングサポートが得意です。
私にはないアプローチを持っているので、
私自身のブランディングサポートもしてもらっています。
そして、それをクライアントに反映させることもあるので、
知識や思考、経験などが自然と姉妹間で循環しているという……笑。
2020年の終わりが近づき始めた12月。
特に何かが決まっているわけではないのですが、
「来年は忙しくなると思うから」と妹に伝えたら、
「私もそう思っているから大丈夫」と。
そんなこんなで、私たちは新たなターンに入り、
ますます楽しくなりそうです。
2021年も姉妹ともどもよろしくお願いいたします。
KIRA CLOSET journal
木川誠子
